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樹木葬の選び方②

樹木葬の選び方②

樹木葬

こんにちは。まだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。風邪やウイルスにかからないようにお気をつけてお過ごしください。では今回のテーマですが、樹木葬の選び方第二弾です。以前樹木葬の選び方について記事を出させていただきましたが、その際は樹木葬とその他のお墓を比較し、それぞれのメリットやデメリットまた、こんな人に適しているのではないかを私の考えからお伝えさせてもらいました。今回はその中でも樹木葬に特化した形でお伝えできたらと思いますので、お墓に悩んでいる方は参考にしてもらえたらと思います。樹木葬と一口に言っても実は中身は様々です。共通していることは木々や草花に囲まれた場所にあるということです。また永代供養であることです。永代供養とは、ご存知の方も多いとは思いますが、寺院や霊園が存続する限り管理、供養するという意味です。跡継ぎがいない方、子供に負担をかけたくない方、墓じまいの後のお墓として近年注目されています。また多くの樹木葬の場合、宗旨・宗派は不問であることが多いです。宗教をもたない方、寺院付き合いが別ですでにある方でも安心して眠ることが可能です。その他にもペットと一緒に眠ることが可能な樹木葬もあります。先祖代々墓や納骨堂ではあまりペットと一緒に入れるお墓は聞いたことはありませんが樹木葬ではそこまで珍しいものではないようです。そんな樹木葬ですが、多くの種類、タイプがありますのでその辺りを今回はご説明していきます。まず外観のイメージとしては主に3種類あります。和風のイメージの樹木葬、きれいなお庭のようなイメージのガーデンタイプ、山などの自然の中に眠る里山タイプの3種類です。ただし、当然のことですがそれぞれのタイプの中でも各霊園や樹木葬によって大きく雰囲気が異なります。お庭のようにお花や草木に囲まれている霊園もあれば桜や松のように大きなシンボルツリーがある霊園もあります。外観にこだわってお墓選びをしたい方は複数の樹木葬をご見学に行かれることをお勧めします。次に選択しないといけないのは、運営管理している母体です。大きく樹木葬は寺院の中にあり僧侶が管理する樹木葬、一般の会社が運営している霊園の2つあります。僧侶が管理している場合、そのお寺の方が普段から管理していること、お寺の境内の中にあることも多く、安心感は大きいのかなという風に思っています。ところによっては、葬儀や法事をする際はその寺院に頼むのが必須であるケースもあるようなのでお気をつけください。一般の会社が運営している霊園ですと、逆にさまざまな寺院が出入りしているため、お付き合いのある僧侶にお願いすることも可能です。また、寺院内にある樹木葬墓地に比べ、敷地が広い場所が多い印象です。どちらにお願いするかは寺院の付き合いによっても変わるとは思いますが、寺院内の樹木葬にお願いする場合、住職や僧侶の方とお話しし、お人柄や法要に関する考え方を確認してみるのが良いでしょう。最後に、埋葬のタイプです。個別での埋葬と合同での埋葬があります。個別の場合でも、最後に納骨する方から13年や33年経つと合同での供養になることが一般的です。基本的に樹木葬は永代供養で将来的には寺院や霊園が管理する前提のお墓ですので、このような仕組みになっているようです。しかし、中には相談すればより長い時間樹木葬として埋葬できることもありますので、僧侶の方や霊園の方に希望の方は相談してみると良いでしょう。合同での埋葬の場合はその名の通り大きな1つの墓標の中に合同で埋葬する供養となります。一度埋葬すると取り出せなくなるケースがほとんどなので、事前にそこは把握した上でお決めいただくことは必須です。まとめですが➀樹木葬を決める際は必ず見学に行く(できれば複数)②運営母体の把握と寺院墓地の場合は住職や僧侶と話しを聞く③埋葬のタイプの確認をするこの3つは最低限行ってください。お墓や納骨は昨今多くの種類があります。後悔しないために、どのお墓を選ぶにしても「知って」決めることが重要だと私は思っています。もし、お困りのことがあれば相談だけでも構いませんのでお気軽にお電話ください。

樹木葬の選び方➀

樹木葬

こんにちは。新年あけてから寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。風邪に気を付けてお過ごしくださいね。では本日は、樹木葬の選び方をお話しさせていただきます。樹木葬はお墓の種類の一つですが、お墓には、大きく先祖代々墓、樹木葬、納骨堂(ロッカー式、合同墓含む)、散骨(厳密にはお墓ではありません)があります。それぞれで当然ですがメリット、デメリットが異なりますのでこれからお墓を決める方にとって参考になればと思います。(ここで言うメリット、デメリットとはこんな方に向いている、あるいは向いていないという捉え方をして頂けると幸いです)では、まずは先祖代々墓のご説明からです。先祖代々墓の場合、一番の特徴はいわゆる霊園や寺院が管理する永代供養ではなく、息子や孫、子孫につないでいくタイプです。メリットとしては、大きな墓標を持つことができるため人数制限やお供えの自由度が高く、初期費用こそ高価ですが、繋いでいくほど費用面での負担は減ると言えます。デメリットとしては後継者が必要であることと、初期費用が他のお墓に比べて高価であること、後継者がいないときに墓じまいが必要になってきます。地元に今後も住むご予定の家族様、家族でお墓を守っていきたいと考えている家族様に合ったお墓の種類です。次に、納骨堂(ロッカー式、合同墓含む)です。メリットとしては、寺院、霊園にもよりますが先祖代々墓と比べて費用が安いということです。また、近年多く耳にする墓じまいの必要がないこと、後継者がいない方でも安心の永代供養であるということです。逆にデメリットとしては、人数制限があるもしくは、一人ずつの考え方になるということ。墓標が小さいことや、合同墓の場合、お参りしている感覚がもちづらいという方も現実的にいらっしゃいます。納骨の方法によって一度埋葬すると基本的に取り出すことができずお墓を変更することが出来ません。(先祖代々墓→樹木葬または、先祖代々墓→納骨堂に変更される方は多くいらっしゃいます)適している方としては、後継者がいない、もしくは子供にあまり負担をかけたくないと考えている方。費用を抑えてお墓を考えたい方です。次に散骨です。(樹木葬は最期にご説明させていただきます)散骨のメリットとしては、費用が安いということ、納骨堂と同様に墓じまいの心配がない、海や山、川などに散骨するので自然が好きな方にとってうれしいものです。デメリットとしては、お参りする側にとってお参りする対象がなく悲しい思いをすることがあります。また、親戚や近い人に理解されないこともあるようです。法律的にグレーな場所もあるようなので選ぶ際に注意しないといけません。適している方としては、埋葬の仕方より自然な場所に眠りたいと考えている方、できる限り費用を抑えたいと考えている方、周りの方、特にご親族様から理解を得ている方です。では最後に樹木葬です。樹木葬と一口に言っても多種多様なので、建宗寺の樹木葬を例にご説明させて頂きます。メリットとしては、草や花に囲まれたきれいなお庭の中にあるということ、費用は先祖代々墓と比べて抑えられること、個別で墓標をもつことができるため、お参りする側も安心できるということ。後継者がいない、もしくは子供に負担をかけたくない方も安心の永代供養であること、大事な家族であるペットも一緒に眠ることができます。デメリットとしては、個別での埋葬に期間があること、人数制限がある(1人~4人)、墓標が従来の先祖代々墓と比べて小さく、ろうそく、なまもののお供えができないという点です。適している方は、後継者や子供に負担をかけたくないけどお墓が欲しい方、草木や花が好きな方、ペットと一緒に眠りたい方、墓じまいを考えているけど、その後がわからない方です。以上がそれぞれのお墓の説明と、適している方の紹介でした。よく、お墓のことで、「どう決めていいかわからない」、「正しい供養はなんですか」とお話しをいただくことがあります。一番大事なのは、先祖とどう向き合うかです。今自分が存在しているのはご先祖様が繋いでくれた結果です。感謝の気持ちを忘れずに向き合う形がとることが大切です。また自分たちの状況をふまえて後悔ない選択をすること、その際なるべく一人で決めずに親族や近い方とも話、みなさんが納得できるようにすることです。お墓や葬儀などの供養を選ぶという行為は頻繁にあることではありません。わからないこと、相談したいことがある方はぜひご連絡ください。建宗寺はみなさまに寄り添うことを第一に考えているのでお話しだけでも聞かせていただきます。よい選択ができることを祈っております。

新年の抱負と目標を立てる意味

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こんにちは。新年があけましたが、みなさんは今年の目標や抱負は決めましたか?私の今年の目標は「おもてなし(表無し)の心で日々精進する」です。僕らの世界のことで説明すると、「檀家さんがいるからお経をしっかり読む」、「みてないから手を抜く」ではなく誰かが見てる、見ていない関係なく、裏表なく今自分に出来ることを精一杯取り組んでいきます。当たり前のことのように感じると思いますが、以外と難しいことだと思います。きれいごとに聞こえる方もいると思います。ですが、仮に誰も見ていなくても自分自身はいつも自分を見ています。そのときの自分は許しても未来の自分が納得するとは限りません。あのときもっとこうしておけばよかったなど後で後悔しないように今年はより一層意識して「今」を大事にして行動していけたらなと思います。みなさんにもぜひ目標をたてていただきたいなと思います。大きい、小さい、ジャンルはなんでも構いません。目標や夢というのは道しるべのようなものです。仏教では、「一切皆苦」(人生は思い通りにならず、多くの困難がある)ことを知ることが大事とされています。苦しみというと多少言葉が重いような気もしますが、この苦しみに合ったときにどう向き合い、どう乗り越えるか。その乗り越え方の一つに目標や夢があります。自分の中で大事にできる目標が定まっていたら、仮に困難な状況に合ったとしても、こう生きよう、これを目指そうと頑張れると思います。ですので、目標をたて自分自身の道しるべを作ってください。また、せっかくなので、もう一つ悲しみや苦しみの乗り越え方もお伝えします。一度考えてみてください。「悲しみ」、「苦しみ」ってなんだと思いますか?また、どう作られていると思いますか?答えは、「自分の心」が感じ、作っているものです。職場や人間関係でうまくいかなかったときに「あいつは嫌なやつだ」、車を運転していて割り込み運転をされて「危ないな、ばかやろう!」、したくないことをしなくてはならない状況のときに「やだなあ」これらすべての感情は自分の心が作っています。逆に言えば、自分の心のもちようでマイナスの感情はプラスに変わります。私自身、そのことに修行を通して教わりました。修行の時間は食事のときには無言で、野菜中心のものをいただき、当然携帯電話や電化製品はなく、冬でも基本的には靴下もはけない時間もあります。恥ずかしい話ですがその時間を過ごしているときの自分は、そのことをストレスに感じて、何度も逃げ出したいと思ってしまっていました。しかし、修行をおえて、実家に戻って母の手料理を食べたときに涙が出るくらい美味しかったのを今でも忘れません。久しぶりにとる友人との連絡もとても幸せなものでした。そのとき、「なにかを得るから幸せ」ではなく、「今、周りにあるものの尊さに気付くだけでこんなにも幸せになれる」ということを教わりました。日々の中で感じるストレスも捉え方次第ではないでしょうか。仕事でうまくいかなかったときに「仕事をさせてもらっていることがありがたい」、運転が危ない方に出会ったときに、「急いでいるなら自分から譲ろう」、したくないことも、「自分の成長につながる」、「とにかく何でもやってみよう!」など、そう考える自分を作ることが出来たとき日々のストレスは劇的に減ります。私の思うコツは、自分がイライラ、悲しいと思うことがあったときに自分が「その感情」を抱いていることをまず自覚してみることです。「あれ今イライラしてるぞ」と気付けば、なんでこんなことにイライラしてるのかな、くだらないことに腹をたててもしょうがないなと自分自身に言い聞かせることができると思うので一度ぜひやってみてください。昨年は、コロナという大変な時代を迎えました。だからこそ、気付けることもたくさんあります。どう生きるか、なにを大事にするか新年の始まりのいいタイミングですのでゆっくり考えてみてください。遅れましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ペット葬儀は飼い主のため?

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こんにちは。今日は私がいつもペット葬儀のために建宗寺まで来てくださったときによくお話しをすることをお伝えさせていただきます。「ペット葬儀」だけではもちろんなく「供養」というものはもちろん大事な家族の一員であったペットや、家族や友人といった故人様をお見送りする大切な儀式です。そしてそれと同時に残された方にとっても尊いお時間でもあります。私たちのもとに来て下さる飼い主様の多くは涙を流されます。来てくださった後も突然さみしくなってしまったとご連絡をくださる方も中にはいらっしゃいます。それだけ、大きな存在であったペットや家族が亡くなったときの悲しみは並大抵のものではないと思います。それを、自分自身が後悔なく「見送ることができた」と思う供養を受けることが出来たら悲しみも少しは落ち着くのではないでしょうか。また、供養の時間は決してネガティブだけのものではありません。家族で故人様、ペットを囲み想い出話に花を咲かせる幸せなひと時でもあります。ぜひ、ペット葬儀の際には「ありがとう」などの感謝の言葉をかけてあげてください。仏教の言葉からも少しお話しをさせていただきます。皆様も一度はお聞きしたことがあると思いますが、「諸行無常」という言葉があります。簡単にご説明させていただくと「この世に存在するすべてのもの、事は同じ状態ではなく移り変わり、永遠に同じなものはなにもない」というような意味合いの言葉です。お釈迦様が残した言葉とされており、仏教のおおもと、大事な考えの3つの言葉である三法印の1つでもあります。諸行無常の意味を聞くと当たり前じゃないかと思う方もいるかもしれません。しかしながら、日常から「世の中は無常だな」と感じながら生きている方は少ないのかなという印象をもっています。供養の時間、葬儀の時間というのは違います。「死」というものが間近に感じる時間であるからこそ、この「諸行無常」を感じることが出来ます。この無常というものを感じることが出来たとき、今自分が生かされていることのありがたさ、周りの方がいて、支えてくださること、食事や今ある生活は決して当たり前ではないこと肌で実感することが出来ます。それにより「死」を通して「生」がより尊い方へ導かれるでのないか、供養はそのためのお時間でもあるとおもっています。ですので、タイトルにもある通り「ペット葬儀」は飼い主様のためでもあるということです。基本的には、仏教に限らず、宗教というのは「どう生きるか」を説いた学問のようなものです。供養を通して教えの部分にも触れていただけたら、より特別なお時間になると思います。また今後も仏教のお話しもさせて頂きます。先程ご紹介させていただいた三法印の別の言葉もご紹介しますのでよかったら読んでみてください。実は私自身、この世界に入らせていただくまで恥ずかしいことではありますが、全く宗教というものに興味がありませんでした。学生の頃からお寺の手伝いなどはしておらず、修行に入るまで無縁の状態でしたが、修行に行き仏教に触れてからというもの毎日を充実した気持ちで迎えることができています。本当に紙もペンもない紀元前から令和になった今でも教えが残っているという現実が物語っているようにものすごく大きな力があると思います。もしかしたら私自身が一番仏教に救われた人間なのかもしれません。ですので、ペット供養におみえになった方、もちろん大事な家族の場合でも同様ですが、お経だけではなく、仏教の教えの部分も伝え、なにか感じていただけるよう精進して参ります。少し話がそれてしまいましたが、そんな教えも含めて供養というお時間を飼い主様にとってもより特別で尊いお時間になることを祈っております。