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よくある質問 ~樹木葬編~

よくある質問 ~樹木葬編~

樹木葬

こんにちは。先週はペット葬儀についてのよくあるご質問をまとめさせていただきましたが、今回は樹木葬のテーマでよくある質問をご紹介します。故人様を想う上でお墓参りは大事な行事であると思っています。そんな、お墓をどう選ぶかにも繋がっていきますので是非参考にしていただけたら幸いです。(ペット葬儀のときと同様、建宗寺の樹木葬の中でお答えしていきます。ご了承ください)

よくある質問➀:戒名をもっていないのですが、それでも樹木葬に入ることはできますか?」

答え:問題ありません。実際に戒名ではなく、俗名(実際のお名前)で入られている方もいます。ただ、気になる方は一度ご相談ください。戒名をつけることもできます。

よくある質問②:散骨とはどう違いますか?

答え:散骨は海や山に「納骨」というよりかは、「まく」という表現が近いと言えると思います。場合によっては、散骨できない場所があったりしますし、お墓参りに行く場所がわかりづらいという点があります。樹木葬の場合は樹木とありますが、建宗寺の場合はお花や草花に囲まれたお庭の中にお墓があり、その中にお参りする墓標もあります。おすすめはどちらを選んだ際も見学やお話しをきちんと聞いてから決めるのは良いでしょう。

よくある質問③:先祖代々のお墓から樹木葬に移ることは可能ですか?

答え:できます。「お墓が遠く、お参りがいけない」、「跡取りがおらずお墓を守れなくなった」など理由はさまざまですが、墓じまいをされる方は近年増えています。その後のご遺骨の行く先として樹木葬を選ばれる方が増えてきています。移動される際は、墓じまいのときにご遺骨を残してもらうこと、もともとの寺院や霊園に確認をとること、役場でのお手続きなどもありますのでご確認ください。

よくある質問④:お墓のデザインは選べますか?

答え:できます。故人様の好きだった趣味(車やバイク、お花、食べものなど)を彫られる方が多いようです。彫刻費が別途かかってしまいますが、色をつけることもできます。建宗寺の胡蝶庭園の流れとしては、樹木葬のお申込みの際にイメージ原稿を提出して頂いています。そして、その原稿をもとにイメージ案をこちらからお出しします。その案に不備がなければ、彫刻に進んでいくという流れです。ですので、一度確認の手順があり、皆様のイメージからかけ離れた彫刻になることは避けるようにしています。お気軽にご相談ください。

よくある質問⑤:なるべく早く墓石が欲しいです。どれくらいお日にちかかりますか?

答え:時期にもよりますが、1か月前後はかかると思っておいた方がよろしいかと思います。例えば、四十九日法要までにご用意されたい方、次の命日に合わせてお参りしたい方は逆算して余裕をもったご予定で動かれるといいと思います。慌てて選んで後悔のないようにしてください。

よくある質問⑥:ペットと一緒に眠るとはどういうことですか?

答え:樹木葬の場合、ペットと眠ることが出来る墓地は少なくありません。ただし、どのように埋葬、納骨するかはそれぞれの霊園、寺院によって中身は変わると思います。建宗寺の胡蝶庭園では、人のご遺骨はさらしの白い布に包んで埋葬します。ペットのご遺骨は骨つぼの状態で納めます。ですので、樹木葬の間はペットと一緒に眠ることが出来ます。また、ペットのご遺骨が何体か納めたいという方がいらっしゃいます。この場合は、全部のご遺骨は入りきらないので分骨(ご遺骨を分けて一部を樹木葬、一部をお堂に納骨など)をして樹木葬に入ってもらう形になります。なかなか文面ですとわからないことも多いと思いますので、一度見学にお越しください。丁寧にご説明させて頂きます。

いかがでしたか。近年では、樹木葬や納骨堂など多くの言葉があり違うものかのように感じてしまいますが、基本的に、永代供養のお墓であり、大きくは変わらないので樹木葬でお悩みの方はそこを前提において考えるとわかりやすいかもしれません。

よくある質問 ~ペット葬儀~

ペット葬儀

こんにちは。本日は建宗寺のペットのお見送りの際によく聞いていただいているご質問をいくつか抜粋して皆様にお伝えしていこうと思います。家族やペットもお別れのときは必ず訪れます。そのとき、最後に何がしてあげられるか、どんなお別れにするか知っておくのはすごく大事なことだと思っています。いわゆる「終活」と呼ばれるものです。今回は建宗寺の葬儀の内容でお答えしていきますので、ご了承ください。

よくある質問➀:火葬や葬儀の内容はどのような形ですか、拾骨はできますか?

答え:建宗寺のペットの葬儀は人と同じ形にこだわっています。葬儀、火葬ともに個別での供養となります。来て頂いたらまず本堂にて、葬儀をします。お経に関しても、曹洞宗の仏式に近い形でおつとめさせて頂くので30分程お時間いただいております。そして、葬儀が終わりましたら、本堂の中で、お別れのお時間をご用意しています。皆様、感謝のことば、お別れの言葉、お触れ合いのお時間です。そのあとに、火葬となります。火葬ももちろん個別で執り行い、拾骨も骨壷も費用のページで出している金額の中に含まれているのでご安心ください。また、拾骨をこちらで執り行うことも可能です。皆様のご希望に近い形でお見送りさせて頂きます。

よくある質問②:棺(段ボールなど)は一緒に火葬できますか?

答え:建宗寺の火葬施設は、基本的にはご遺体やお花、ごはんなどしか火葬できません。お棺、首輪、お洋服、厚手のタオルなどは火葬できません。理由と致しましてはご遺骨をなるべくきれいにしてあげたいからです。ご了承くださいませ。

よくある質問③:葬儀にお伺いする際はどのような格好がよろしいでしょうか?

答え:建宗寺で葬儀をする場合、特に衣服の指定はしていません。喪服で来る方、普段着で来る方、仕事着で来る方などさまざまです。お気軽にお越しください。

よくある質問④:火葬はどれくらいまでにした方が良いですか?

答え:時期にもよって大きく変わります。夏場であれば1日程度で、冬の寒い時期であれば3日程度となります。しかし、エアコンや保冷剤、ドライアイスなどで温度を調整することで安置期間を延長することが出来ます。安置の方法と致しましては、お棺(段ボールのような形状のもの)にペットシートを数枚重ねて頂いてからタオルなどを敷いて頂き、お花やごはん、好きだったおもちゃなどを一緒に入れてあげてください。その際なるべく外気に触れないようにタオルをかけてあげると良いでしょう。

よくある質問⑤:建宗寺では火葬のみの供養は行っていますか?

答え:建宗寺では原則火葬のみの供養は行っていません。家族同様にお見送りをしたいという気持ちを強くもっているためです。ただし、あくまで原則なのでご相談がある方はお気軽にご連絡くださいませ。

よくある質問⑥:仕事があり、時間の調整が難しいです。どうのようにすればよいですか?

答え:建宗寺では家族皆様が集まれるように仕事終わりのお時間でも問題ありません。時間にすると、21時開式も受付けています。それ以降のお時間も場合によっては対応可能ですので、一度ご相談ください。また、建宗寺ではお引き取りでのペット葬儀も対応しています。ご自宅までご遺体を引き取らせていただき、私たちの手で通常の葬儀同様におつとめさせていただきます。そして、骨壷にてお返し、もしくは建宗寺で納骨することも可能ですのでご検討ください。

よくある質問⑦:ペットのお見送りの際に全体でかかるお時間はどれくらいでしょうか?

答え:建宗寺の場合まず葬儀をします。受付やお経、お別れのお時間を含めて大体1時間程度です。そして火葬にうつります。火葬は個体によっても差がありますが、小型の子で1時間弱。中型の子ですと1時間前後。大型の子で1時間半~2時間弱程度です。そこまでで、2時間~3時間半程度です。納骨を希望される方は、プラスで10分程かかります。

いかがでしたでしょうか。この中に自分たちにあてはまる質問がなかった方もいると思います。ペットのお見送りに関して、わからないことがあればお気軽にお聞きください。

大事にしている言葉

ブログ

こんにちは。副住職の舟橋憲吾です。今年も早くも3月に突入しました。あたたかくなってきたのはとても嬉しいですが、個人的には花粉症が辛い時期でもあります。さて、本日のテーマですが今回は私が好きな言葉、生きていく上で大事にしている言葉を2つご紹介していきたいと思います。さっそく1つ目ですが、「自未得度先度侘」という言葉です。これだけ聞くととても難しい言葉のように聞こえてしまいますが、意味はわりとシンプルで「自分よりも先に他人に施しをする」というような意味です。では、なぜ他人のために行動するのか、きれいごとではなくこの言葉を実践する理由を表した例えがありますので、想像しながら読んでみてください。目の前に大きな川があり向こう岸には裕福な町、食事や楽しい事、いわゆる理想郷と呼ばれる場所があるとします。当然、誰もが向こう岸に行きたいと望むと思いますが、向こう岸に行くための橋は一本しかなく、また一人ずつしか渡ることができません。自分が渡りたい気持ちを抑えて周りの方にどうぞと譲っていくとどうなるでしょうか。少し考えてみてください。どうなるかというと、譲っていくとこちらの岸には譲り合いの心がある方が残ります。要は、こちらの岸が理想郷になっていたという例えになります。私は初めてこの例えを聞いたとき非常に感銘を受けました。僧侶としてこの例えに一つ補足をするとするならば、「してあげてる」という気持ちではなく、「させてもらっている」という気持ちでこの言葉を実践することだと思います。「してあげてる」と思って行動してしまうと、見返りを求めてしまったり、「私はこんなに頑張っているのに・・・」となってしまいます。逆に、「させてもらっている」と思うと、何事にも感謝しながら行動することが出来ます。とはいえ、なかなかこの気持ちを持ち続けることは簡単ではありません。かくいう私もそのような気持ちで動けないことも多々あります。しかし、この気持ちを持とうとするのが、あるのと、ないのとでは大きな差がありますので是非意識してみてください。私が考えるコツは「してあげてるのに・・」と思ってしまったときは一度深呼吸して今自分がそのような精神状態であることを自覚すると良いと思います。では、2つ目の言葉です。板橋興宗禅師が残された、「猫を叱る前に魚をおくな」という言葉です。こちらも私が生きていく上で大事にしている言葉の一つです。生きているとさまざまなイライラ、不条理と感じること、思い通りにならないことがたくさんあります。すべてのものには、「結果」だけではなく「原因」が存在します。まずは、原因に目を向けることをしてみてください。原因を考えたときに自分に何かできることがあるはずです。猫が全部悪いのではなく、猫がとれるような場所に魚を置いた自分に問題はないでしょうか。そんなときに、「だれだれのせいで」、「あの人は気に入らない」という発想ではなく、自分がもっとこうすればよかったという発想で生きることができればイライラや怒りの感情は劇的に減ります。しかし、これも実践することは簡単ではないと思います。ですので、こちらもコツをお伝えします。コツは先程の言葉のときと似ていますが、イライラした感情に自分がなったときにこの言葉を思い出すことです。この言葉を知っておくこと、考え方が少し頭にあるだけでも違うと思います。そして、もう一つは、「他人は自分ではない」ということを認識することです。例えば、車を運転していて割り込み運転をされたとき、「この人はもしかしたら出産間近の奥さんのもとに急いでいるのかもしれない」などちょっとその方のことを想像するだけで怒りは減りませんか?考え方ひとつで感じ方は変わります。ぜひ実践してみてください。今回は、私が大事にしている言葉を紹介しました。宗教は、「どう生きるか」を伝えるものでもあります。ぜひ興味のある方はそんなことも含めて触れてみてください。ありがとうございました。