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建宗寺ブログ

樹木葬 進捗

樹木葬

先日一部の植栽が入りました。これから花も入りようやく完成となります。
また、建宗寺の樹木葬の名前も正式に決まりました。「胡蝶庭園 樹木葬おおはる」です。
建宗寺は寺紋に蝶々が模されているため一文字いただきました。

葬儀を執り行う意味

お寺葬儀

葬儀はなぜ行うのでしょうか。私たちの宗派でいうと大きく分けて2つあります。1つ目は別れを行う告別式。もう1つがお釈迦様のお弟子になる授戒と、引導法語を行う仏教としての儀式です。もともとは告別式と葬式は別のものでしたが、現在では一緒に行うことの方が一般的です。お釈迦様のお弟子になるためのお名前がいわゆる戒名です。引導法語とは、この世からあの世に引き渡しを行う儀式です。お葬式というのは大きくいうとこの要素で出来ています。当然僕らもこの儀式にはお坊さんとしてよく立ち会わせて頂いています。そのたびに僕自身も感じ、教えて頂くことがあります。仏教のなかの大事な教えの一つに「諸法無我」という言葉があります。「すべての物事はお互いに影響をおよぼしあっていて独立して存在するものはない」とこんな意味です。もちろん人は一人では生きていけないですし、今この自分という存在も地球の歴史の中で様々な奇跡の上で成り立っているということは間違いなく言えるでしょう。独立して存在できないものはそのようなつながりだけでなく、目に見えないもの、難しく言うと「概念」にも言えます。それは、「死」にも通じます。死という概念も生という概念があり初めて存在します。死というものは多くの悲しみ、苦しみのイメージが強いと思います。その反面、死というものは今こうして自分が存在していることの尊さ、ありがたさに気付くタイミングでもあると思います。私は葬儀は故人のためだけのものとは思っていません。仏教は言い換えると幸せの教えです。供養を通して故人には安心とや安らぎを、遺族の方にはありがとうを通して幸せになってもらう時間です。死を表す言葉に「息を引き取る」という言葉があります。これはお亡くなりになる際は息を吸うときに亡くなることからきているみたいです。あと一つ今日ご縁があって来て下さった方々が志、想いを引きとる、引き継いでいく意味でもあります。皆さんで故人の想いを引き継いで守ってくださることを祈ってます。

建宗寺の歴史の概要

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建宗寺(けんそうじ)は「尾張徇行記」には創設不伝とありますが、報告によれば「平安時代は天台宗、鎌倉中期より禅宗に転派したもの」と、もともとは平安時代に遡ります。

そして、室町時代、松葉城主の安井将監秀勝(霊光院殿安叟一明(居)士)が、文明三年(1471)安井家の菩提寺として正式に永平侃禅師を招き法地開山とし、この地域の古本寺となりました。

陶屋禅師を初代とし、常安寺の末寺となり、爾来500年、当住職で27代目となる」と、大治町史にございます。

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