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樹木葬の選び方➀

樹木葬の選び方➀

樹木葬

こんにちは。新年あけてから寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。風邪に気を付けてお過ごしくださいね。では本日は、樹木葬の選び方をお話しさせていただきます。樹木葬はお墓の種類の一つですが、お墓には、大きく先祖代々墓、樹木葬、納骨堂(ロッカー式、合同墓含む)、散骨(厳密にはお墓ではありません)があります。それぞれで当然ですがメリット、デメリットが異なりますのでこれからお墓を決める方にとって参考になればと思います。(ここで言うメリット、デメリットとはこんな方に向いている、あるいは向いていないという捉え方をして頂けると幸いです)では、まずは先祖代々墓のご説明からです。先祖代々墓の場合、一番の特徴はいわゆる霊園や寺院が管理する永代供養ではなく、息子や孫、子孫につないでいくタイプです。メリットとしては、大きな墓標を持つことができるため人数制限やお供えの自由度が高く、初期費用こそ高価ですが、繋いでいくほど費用面での負担は減ると言えます。デメリットとしては後継者が必要であることと、初期費用が他のお墓に比べて高価であること、後継者がいないときに墓じまいが必要になってきます。地元に今後も住むご予定の家族様、家族でお墓を守っていきたいと考えている家族様に合ったお墓の種類です。次に、納骨堂(ロッカー式、合同墓含む)です。メリットとしては、寺院、霊園にもよりますが先祖代々墓と比べて費用が安いということです。また、近年多く耳にする墓じまいの必要がないこと、後継者がいない方でも安心の永代供養であるということです。逆にデメリットとしては、人数制限があるもしくは、一人ずつの考え方になるということ。墓標が小さいことや、合同墓の場合、お参りしている感覚がもちづらいという方も現実的にいらっしゃいます。納骨の方法によって一度埋葬すると基本的に取り出すことができずお墓を変更することが出来ません。(先祖代々墓→樹木葬または、先祖代々墓→納骨堂に変更される方は多くいらっしゃいます)適している方としては、後継者がいない、もしくは子供にあまり負担をかけたくないと考えている方。費用を抑えてお墓を考えたい方です。次に散骨です。(樹木葬は最期にご説明させていただきます)散骨のメリットとしては、費用が安いということ、納骨堂と同様に墓じまいの心配がない、海や山、川などに散骨するので自然が好きな方にとってうれしいものです。デメリットとしては、お参りする側にとってお参りする対象がなく悲しい思いをすることがあります。また、親戚や近い人に理解されないこともあるようです。法律的にグレーな場所もあるようなので選ぶ際に注意しないといけません。適している方としては、埋葬の仕方より自然な場所に眠りたいと考えている方、できる限り費用を抑えたいと考えている方、周りの方、特にご親族様から理解を得ている方です。では最後に樹木葬です。樹木葬と一口に言っても多種多様なので、建宗寺の樹木葬を例にご説明させて頂きます。メリットとしては、草や花に囲まれたきれいなお庭の中にあるということ、費用は先祖代々墓と比べて抑えられること、個別で墓標をもつことができるため、お参りする側も安心できるということ。後継者がいない、もしくは子供に負担をかけたくない方も安心の永代供養であること、大事な家族であるペットも一緒に眠ることができます。デメリットとしては、個別での埋葬に期間があること、人数制限がある(1人~4人)、墓標が従来の先祖代々墓と比べて小さく、ろうそく、なまもののお供えができないという点です。適している方は、後継者や子供に負担をかけたくないけどお墓が欲しい方、草木や花が好きな方、ペットと一緒に眠りたい方、墓じまいを考えているけど、その後がわからない方です。以上がそれぞれのお墓の説明と、適している方の紹介でした。よく、お墓のことで、「どう決めていいかわからない」、「正しい供養はなんですか」とお話しをいただくことがあります。一番大事なのは、先祖とどう向き合うかです。今自分が存在しているのはご先祖様が繋いでくれた結果です。感謝の気持ちを忘れずに向き合う形がとることが大切です。また自分たちの状況をふまえて後悔ない選択をすること、その際なるべく一人で決めずに親族や近い方とも話、みなさんが納得できるようにすることです。お墓や葬儀などの供養を選ぶという行為は頻繁にあることではありません。わからないこと、相談したいことがある方はぜひご連絡ください。建宗寺はみなさまに寄り添うことを第一に考えているのでお話しだけでも聞かせていただきます。よい選択ができることを祈っております。