ペット葬儀
ありがたいことに毎月、建宗寺にペット葬儀をお願いしてくださる方がたくさんいらっしゃいます。「ここまで手厚く供養してくださってよかったです」、「最期に後悔なくお別れを言うことが出来ました」、「建宗寺さんにお願いして心からよかったです」など多くのお言葉をいただきました。その言葉を頂くたび、私たちもありがたい気持ちにさせていただいています。また、それと同時に感じることもあります。
私たちのもとには多くの飼い主様から後悔の声もいただきます。「ペット供養で、もっときちんと送ってあげたかった」、「建宗寺さんのように人と同じように葬儀したらよかった」などです。まだまだペット供養業界は課題も多くあります。その中でも私たちは、時間がかかっても個別での葬儀にこだわり、家族の皆様とどう向き合うかということを大前提としています。ですので、多くの飼い主様から「ありがとう」をいただくたび、もっとこの業界全体で少しでも飼い主様が後悔ない見送りをできなければならないと力不足を感じます。これからより多くの飼い主様のお見送りをお手伝いできる寺院、業界にしていく所存であります。
これまで多くの飼い主様、建宗寺にご依頼ありがとうございます。これからも供養に限らずお困りのことがありましたらいつでもお越しくださいませ。
お寺葬儀, ブログ
四十九日までの間に七日毎の法要があります。
最初の初七日を「初願忌」といい、「故人の恩に報いるため、残された私たちで仏の教えに努めよう」という誓いです。その後の二七日を「以芳忌」といいます。芳という字は故人の生前の素晴らしい行いや積まれた徳を表していて「故人の今生も良い面を引き継く」という誓いになります。三七日は「洒水忌」といいます。水で洗い清めるという意味です。「もっとああしておけば、どうして死んでしまったのか、後悔の残らないように洒水をする戒めのタイミングになります。四七日は「阿経忌」といいます。阿とは従うということです。仏の教えに従うという誓いです。五七日は「小練忌」といいます。練とは気持ちの整理の度合いを表しています。故人の死を深く背負い続けるのではなく、すべての命が死を迎えることをきちんと理解をしましょうという教えになります。六七日は「檀弘忌」といいます。檀は施しのこと、弘は広くという意味になります。故人の死から教えてもらったことを踏まえ、多くの人に「人の悲しみがわかり、優しい人間であれるように」という誓いです。最後の七七日、四十九日と同じときですが、「大練忌」といいます。しっかりと気持ちの整理がつき、忌明けを迎えた旅立つ故人に感謝で送る日になります。また、百か日、約三か月ちょっとのタイミングを「卒哭忌」といいます。卒は終える、哭は声をあげて泣くということです。
百か日には声をあげて泣くことを終えて、故人の為、自分の為に人生をよく生きてください」という日です。
今ではこの法要を七日毎に行う家庭もかなり減りました。しかし、忘れないで欲しいこと大事にして欲しいことは、中身を理解することで故人、自分とどう向き合うかだと思います。時代がいくら変わっても「自分」という存在が父親、母親、おじいちゃん、おばあちゃんとつないでもらって今があること。「人間」という存在が他の生物からエネルギーを頂きこの環境で共存していることは変わりません。故人も生前、生きていることが「当たり前」の存在であったと思います。そんな当たり前が死を迎え今日という日を迎えています。「今」という時間、「当たり前」を「当たり前」と思わず感謝や施しの精神をもてるか。四十九日までに至るまでには、そこに気付き故人への想いを表現するプロセスがあります。
それは決して故人の為だけではありません。残された皆様にとってそんな当たり前に気付けたとき今までとは違った景色が見えると思います。隣にいてくれる方、日々食べる食事、何気なく使っている携帯電話など。そんな一つ一つのものから感謝出来るようになると毎日が晴れやかな気持ちで過ごすことが出来ます。「幸せ」とはやっかいなことに「見つけられる人」しか見つけられません。故人から教えてもらった今という尊さに気付き改めて「ありがとう」と伝えましょう。
樹木葬
よくあるご質問
散骨とはどう違うのですか?
散骨は海にまいたり、山にまいたりするのが一般的で、多くは墓地として認められた場所ではありません。樹木葬は墓地の一画の中で埋葬される正式な墓地です。
自分のお墓の近くに好きな花を植えることは可能ですか?
原則控えて頂いております。景観をそこねる可能性があること、トラブルを防ぐことが理由です。ただし、希望の方はご相談ください。
大事なペットと一緒に眠りたいです。
ペットと家族が一緒に眠ることが出来ますのでご希望の方はお申しつけください。ただし、ペットのみでの埋葬は出来かねます。
申し込みに必要なものはなんですか?
納骨予定の方との続柄がわかる戸籍謄本または住民票が必要です。また、ご契約者様の運転免許証などの本人確認が出来るものをお待ちください。
お寺からいろいろと要求されるのが不安です。
胡蝶庭園では壇家になる、法要の義務はなく自由に選べるようになっています。壇家や法要の希望があればお受けいたしますが、こちらから強制することはありませんのでご安心ください。
戒名は必要ですか?
戒名をもたいない方でも樹木葬を選ぶことは可能です。また、これを機に戒名が欲しいという方はご相談頂けたら戒名の授与も可能ですのでお気軽にご相談ください。
車で行きたいのですが駐車場はありますか?
無料でお使い頂ける駐車場が16台ありますのでご安心ください。
お花やお線香などのお供えはできますか??
花立てなどを用意しています。飲食物などはお参りが終わりましたらお待ち帰りいただくか、胡蝶庭園関係者にご相談ください。
お墓のデザインは選べますか?
胡蝶庭園では、お客様のお好みに合わせてデザインを選ぶことが出来ます。車や動物、花などお好きなものや趣味をご依頼ください。
年間管理料の支払い方法はどのようにすればよいですか?
お墓の契約者様がご存命の間に限りお納めいただきます。毎年3月の間にお振込み、もしくは、春、秋のお彼岸法要を寺院で執り行っているのでその際に現金でお納めください。
見学は可能ですか?
もちろんです。ご自身や、自分の大事な方が眠る可能性のある場所なので、こちらから契約の強要することもありませんのでごゆっくり見てご検討ください。見学時間に関しては、特に決まりはありませんが、説明等をご希望の方は前もってご連絡ください。(052-444-2259)
他の墓地から樹木葬に移ることはできますか?
可能です。「墓じまいをして樹木葬」、「遠いお墓から近い樹木葬」などといった理由で変更される方は多くいらっしゃいます。ただし、もともとの寺院、霊園への確認、役場での手続きがありますのでご注意ください。
ブログ
曹洞宗 建宗寺 二十七代目 舟橋正樹(ふなはししょうじゅ)と申します。
建宗寺は元々檀家制度だけでは成り立つ寺院ではなかったですので、先代は愛知高校の教師をしておりました。私も歯科医と住職の2足の草鞋を履いておりまして、住職暦は30年になります。
生まれてからずっとこの地で育ち、子供の頃から祖父に住職の道を引かれていたように思います。
私の基因は二十五代曾祖父から受け継いでおり、尽くすことが命題になっております。祖父が二十六代目になります。
祖父の後を継ぎお寺を守ってきました。これからお寺経営が益々困難な時代になりますが、建宗寺では跡取りを育て、お寺が受け継がれていくように伽藍の整備をしました。