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ペット葬儀業界の今

ペット葬儀業界の今

ペット葬儀

こんにちは。今日は、このテーマについてお話しさせていただきたいと思います。今では、認知もされているこの「ペット葬儀」という言葉ですが、現在のような形になっているのはそこまで歴史の長いものではありません。まずは、「現在のような形」というのをご説明させてください。今大きく分けてペット葬儀は3つに分けることが出来ると思います。1つ目が、私たちのような寺院が主体となって行うペット葬儀、2つ目が、寺院ではなく一般の葬祭業や火葬業者が執り行うペット葬儀、3つ目は行政などが行うペット葬儀です。それぞれでメリットやデメリットがあり、正しいものというよりかは皆様に合った供養を選択しなければいけない時代なのかなと思います。また、この上記の3種類の中にもまだ種類があります。それが、「合同供養」、「個別供養」、「立会供養」、「出張・引取り供養」などがあげられます。昨今供養の種類も多様化しており何体かのペットを同時に供養する方法で費用を抑えたり、骨拾いまで希望される方もいたり、移動手段がないので引取りに来てもらう供養など様々あり飼い主様にとっては選択が難しいかもしれませんが参考までにご紹介致しました。葬儀・火葬に関する供養はこの辺りを抑えてもらうとおおむね問題はないと思いますが、まだ決めなければいけないことがあります。それは、納骨いわゆるお墓のことです。私の個人的な考えとしては、ご遺骨はいつまでも手元に置いてもらっても問題はないと思います。ただし、自分の死後やいつまでも悲しい気持ちでいてしまうと飼っていたペットたちも悲しいと思いますので、どこかでお墓のことも考えなければならないのかなという風には思います。種類としては、合同墓地、個別墓地、一緒に入れる樹木葬、散骨、庭などでの埋葬などが一般的です。私は、納骨いわゆるお墓も正解はないと思っています。人の場合でも変わらないですが、故人、亡くなったペットと自分がどう向き合い、いつまでも忘れないことが大事であると思うのでそれが叶う形であれば問題はないでしょう。ただし、1つの工夫として、納骨をすることはお参りの際の対象物となり想い出がよみがえる1つのキッカケにはなるのではないかなとも思っています。散骨されてお参りができず困っている方も中にはいらっしゃいます。ですので、この納骨に関しては、すぐに決めるのではなく四十九日や、一周忌、三回忌など自分の心が整理できて安心して納骨できる場所が見つかったときお決めいただくことを建宗寺では推奨しております。建宗寺に来てくださる飼い主様に今のお話しをすると多くの方はご遺骨を持ち帰っていただき、それぞれのタイミングでまた納骨におみえになる方が多いです。ここまで葬儀、火葬、納骨の種類をそれぞれご紹介しました。また今後、それぞれのメリットやデメリット、選び方の記事も出させて頂くと思うのでもしお困りの方がいらっしゃれば参考にしていただけると幸いでございます。よく、「〇〇に行って供養をお願いしたのですが後悔しています」、「お経がないなんて知らなかった」など多くのお声をいただくことがあります。まだ比較的新しいペット葬儀で後悔しないために飼い主様には事前に調べるなどの準備をぜひして頂きたいと願うばかりです。

私の個人的な意見ですが、今の形になってきたのも最近のことなのでこれからもしかしたら別の方法も出てくるかもと思います。しかし、大事なことはいつの時代でも変わらないですし、変えてはいけないことだと思います。ペットの供養を通じて「ありがとう」やお別れの言葉を思い残すことなく伝えてもらうことは今後の皆様の人生の中でも尊い時間であると思います。そんな人生のタイミングの中で後悔なくお過ごしいただけることを祈っております。